クラウド会計ソフトのメリットデメリット


2014年ごろからクラウド版の会計ソフトがリリースされていますが、このクラウド会計ソフトのメリットデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

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クラウド会計ソフトとは?

一般的に会計ソフトはCDなどからインストールしてパソコンのハード内で利用しますが、クラウド会計ソフトは会計ソフト自体がインターネット上にあり、インターネット上で経理処理をする会計ソフトです。近年利用者数が増加傾向にあるようですが、それでも全体からすると多いわけではなく、2017年1月時点だと15%~20%くらいがクラウドの会計ソフトを利用しています。

クラウド会計ソフトのメリット

クラウド会計ソフトのメリットは次の通りです。

  • どこでも入力できる。
  • スマホやタブレット端末でも入力できる。
  • OSの制約がない。
  • 消費税増税なども自動で更新。
  • パソコン本体が故障してもデータはクラウド上に保管されている。
  • 取引の自動読込機能が充実している。

クラウド会計はどこでも入力できる。

クラウド会計ソフトはサービスサイトにログインして入力するため、インターネット環境があればいつでもどこでも入力できます。

スマホやタブレット端末でも入力できる。

インストール版はパソコンしか使えませんが、クラウド会計ソフトはスマホやタブレット端末でも入力できます。スマホは入力しにくいですけど、電車の長距離移動の時などちょっとした時間を有効活用したい人にはオススメです。

OSの制約がない。

ほとんどのクラウド会計ソフトがMacに対応しています。ipadやアンドロイド系タブレット端末でも利用できます。

消費税増税なども自動で更新

税制改正があるとその都度自動で更新してくれるので、会計ソフトを買いなおす必要がありません。

パソコン本体が故障してもデータはクラウド上で保管されている。

データはクラウド上に保管されているため、万が一パソコンが故障したとしても大丈夫です。

取引の自動読込機能が充実している。

インターネットバンキングやクレジットカードのデータを設定すれば自動で仕訳を取り込む機能が充実しています。

クラウド会計ソフトのデメリット

クラウド会計ソフトのデメリットは次の通りです。

  • インストール版に比べて速度が遅い。
  • インターネット環境がないと入力できない。
  • スマホ、タブレット入力は面倒。
  • セキュリティに問題がある。
  • 税理士とデータ連携が難しい。

インストール版(CD版)に比べて速度が遅い。

クラウド会計ソフトはインターネットを通じて入力するため、ネット環境によってはページの切替や入力に時間がかかるので、仕訳量が多い人には適していません。特に無線LANを使っている人はストレスを感じるようです。

インターネット環境が無いと入力できない。

最近ではオフラインでも入力できるものがあるようですが、基本的にインターネットに接続できる環境が無い場合は入力できません。

スマホ、タブレット入力は面倒。

クラウド会計ソフトは「いつでも」「どこでも」入力できるのがメリットで、「スマホやタブレットで入力しよう!」と考える人がいますが、スマホ・タブレット入力は作業効率が悪くて面倒になります。そのうちスマホやタブレットは閲覧専用になると思います。

セキュリティに問題がある。

クラウド会計ソフトはインターネット上で入力するのでセキュリティが心配だと思いますが、各クラウド会計ソフトの会社では暗号化などでセキュリティには特に力を入れているので、クラウド会計ソフト会社からデータが流出する可能性は低いと思います。

ただ、

クラウド会計ソフトは入力するためにサービスサイトにログインする必要があり、ログインIDとパスワードが何かのきっかけ(スマホやタブレット紛失など)で第三者に見られてしまうことがあります。おそらくデータ流出として一番考えられるのは、利用者自身によるログインIDとパスワード管理だと思います。ログインIDとパスワードが流出すると「いつでも」「どこでも」データを閲覧されてしまいます。

税理士とのデータ連携が難しい。

税理士事務所の多くがインストール版の会計ソフトを利用しており、クラウド会計ソフトに対応していないところが殆どです。既に税理士事務所と契約している場合はクラウド会計ソフトに対応しているか確認しましょう。

クラウド会計ソフトが適している人

次のような人がクラウド会計ソフトに適しています。

  • 仕訳量が少ない小規模法人、個人事業主。
  • 自分で申告している人。
  • インターネットに詳しい人。

仕訳量が少ない小規模法人、個人事業主。

クラウド会計ソフトはインストール版の会計ソフトに比べて入力速度が遅いため、仕訳量が少ない小規模法人や個人事業主が適しています。仕訳量が多い人はクラウド会計ソフトを使うと入力作業時間が増えると思います。

自分で申告している人。

クラウド会計ソフトに対応している税理士事務所少ないので、記帳から確定申告まで全て自分でしている人に適しています。

インターネットに詳しい人。

クラウド会計ソフトはインターネットを介して入力するため、インターネット上のセキュリティ管理やインターネット環境のトラブルがあった場合に対応できる人が良いと思います。確定申告期限間際にトラブルになると大変です。


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