都内に新しく事務所を新設するため下記契約を交わした場合の仕訳と勘定科目。
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取引内容
家賃 100,000円/月
(契約日に当月分と翌月分の2カ月分を支払った)
保証金 300,000円(内、200,000円は返金されない)
仲介手数料 50,000円
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事務所家賃契約時の仕訳と勘定科目
借方 | 貸方 | |||
地代家賃 | 100,000円 | / | 普通預金 | 550,000円 |
前払費用 | 100,000円 | / | ||
長期前払費用 | 200,000円 | / | ||
差入保証金 | 100,000円 | / | ||
支払手数料 | 50,000円 | / |
事務所家賃は当月分は地代家賃、翌月分は前払費用で仕訳します。
保証金のうち、返金されないもの(礼金)は長期前払費用で仕訳して、契約期間又は5年で均等償却します。なお、礼金は20万円未満であれば支払時に経費処理できます。
保証金のうち、返金されるものは差入保証金で仕訳します。
仲介手数料は支払手数料で仕訳します。
家賃を滞納したことで差入保証金で相殺した場合
家賃を滞納してしまったため差入保証金で相殺した場合の仕訳と勘定科目は次の通りです。
借方 | 貸方 | |||
地代家賃 | 100,000円 | / | 差入保証金 | 100,000円 |
このように差入保証金を貸方に地代家賃を計上します。
引越し時に差入保証金の一部が返金されなかった場合の仕訳と勘定科目
使用状況によって差入保証金の一部が返金されない場合があります。その場合の仕訳と勘定科目は次の通りです。
修繕費用 30,000円
借方 | 貸方 | |||
普通預金 | 70,000円 | / | 差入保証金 | 100,000円 |
修繕費 | 30,000円 | / |